プリンタや複合機、増設モニタ、スピーカー、キーボード、マウス等、すべての周辺機器を取り揃えております。
お使いのIT環境にピッタリの周辺機器をご提案、販売させていただきます。
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周辺機器選びのコツ
DEVICE SELECTION
周辺機器は、PCの手足ともいうべきものです。データの入出力やIT環境をより快適にするための工夫も周辺機器を充実させることによって叶えることができます。PCとの相性も含めて、最適な周辺機器をご提案、販売させていただきます。
<プリンター>
一般的にオフィスや家庭で使われているプリンタは、主にインクジェットプリンターとレーザープリンターの2種類ですが、業務によっては、ドットインパクトプリンターを使っている所もあります。
- インクジェットプリンター:インクを直接用紙に噴射して印刷をするプリンターです。最近のプリンターは家庭用であっても、9600dpi(ドットパーインチ、用紙の上の0.003mmの点の集まり)という高解像度のものも発売されています。また、噴射されるインクの単位が1ピコリットル(1兆分の1リットル)~2ピコリットルという大変細かい粒になっていて、写真等をとても鮮明に印刷することができます。印刷の用途によって、いろいろな用紙を選択できるようになっています。繊細な色の表現やコントラストをつけたいときなどに向いています。インクの種類は、ブラック・シアン・マゼンタ・イエローの4色が基本ですが、プリンターの種類によっては、中間色を用いた6色や8色のものもあります。インクの噴射ですので水に強いとはいえず、特殊なコーティングを施していない印刷物は、水に濡れるとにじんでしまいます。
- レーザープリンター:トナーと呼ばれる粉を熱で溶かして紙に定着させる印刷機です。PCから送られてきたデータからイメージを作成し、感光体にレーザーを照射し、トナーを付着させ熱で溶かして紙に圧力をかけて印刷します。レーザープリンターで印刷した用紙が熱くなっているのは、トナーを溶かすためのローラーの間を用紙が通過してくるためです。表と裏で温度差が出るため、厚紙等を印刷すると用紙が反ってしまうこともあります。インクジェットにくらべて、よりくっきりとした印刷ができますので、会議資料やプレゼン資料、論文等の印刷に向いています。水にも強いので、印刷物にマーカーや色ペンでなぞってもにじむことがありません。そのため、オフィスではレーザープリンタが使われることが多いといえます。
- ドットインパクトプリンター:タイプライターのように、ヘッドがカーボンを叩いて、用紙に打ち付けて印刷をするプリンターです。カーボンで数枚を複写する送り状や伝票等の印刷では必須とされています。当然のことですが、機能重視で用いられ、綺麗さや鮮明さは求められません。パソコンの黎明期に主流だったプリンターですが、インクジェットやレーザーの普及により、家庭ではほとんど使われなくなりました。銀行のATMなどでも使われている技術です。
<スキャナー>
印刷されている資料や写真、書籍等を写し取り、データをして保存をしておくための機器です。コピー機は、読み取ったものを用紙に転写しますが、スキャナーは、データとしてPCやUSBメモリに保存します。データの形式は、jpgやpng等の画像形式はもちろんのことPDF保存もできます。家庭やオフィスで使うものは大きく分けてフラットヘッドスキャナー、ドキュメントスキャナー、スタンドスキャナーがあります。
- フラットヘッドスキャナー:コピー機と同様に、蓋をあけてガラス面に資料をおいて、1枚づつ読み取りを行うスキャナーです。厚い本等もはさめ、高解像度でスキャンできます。1枚づつの作業になりますので、たくさんの資料を同時に読み込むときは不便です。
- ドキュメントスキャナー:自動給紙装置(ソーター)を搭載しているのが特徴で、1度に多くの枚数をスキャンできます。分厚いものは読み取ることができませんが、オフィス等で、たくさんの用紙をひとつのデータとして保存しておくときなどは大変便利です。フラットヘッドスキャナーほどの解像度では読み取れませんが、スピードがとても早いです。日常的にペーパーレス化をはからなければならないオフィス等で活用されています。
- スタンドスキャナー:コピー機のようにガラス面に接するのではなく、カメラで撮影する感覚でデータを読み取るスキャナーです。書物を置いて、めくりながらスキャンできます。読み取り機から原稿がはなれているので、資料や本を痛めることもありません。書画カメラとしても使えるので、セミナーやオンライン会議等で資料を掲示する目的でも使えます。
<複合機>
プリンター、スキャナーの機能をあわせ持った機器を複合機と呼びます。機種によっては、FAX機能が搭載されているものもあります。入力機能をもつスキャナーと出力機能をもつプリンターが1台に搭載されていますので、コピー機としての役割も致します。プリンタ部はインクジェット複合機とレーザー複合機の両方があります。スキャナー部は、フラットヘッドと自動給紙装置(ソーター)を標準装備している機器がほとんどですので、複合機が1台あると大変便利に使えます。また、LAN接続が可能ですので、PCで作成したデータをプリントアウトすることなくFAX送信したり、受信したFAXデータを直接PCに取り込むことも可能な機器もあります。用紙カセット等の大幅な増設ができることも特徴のひとつですが、機能にこだわらなければ、廉価の複合機もあります。
<ディスプレイ(モニタ)>
テキストデータを主に扱う時代から、画像や映像、そして3D、4K、8Kを映し出す時代へと変遷していることに呼応して、ディスプレイも大きな進化を遂げています。高性能の液晶ディスプレイが登場する前までは、ブラウン管を用いた箱型のディスプレイ(CRT)が主流でした。映し出される映像が明るく画像もスムーズに表示されるため、液晶ディスプレイの黎明期には、大きくて重くてもCRTを選択する人が多かったといえます。しかし、液晶ディスプレイ(LCD)の性能が圧倒的に向上してきたため、現在では、ほとんどの方が液晶ディスプレイを使っているといえます。そのほかにプラズマディスプレイや有機ELディスプレイという高性能なものも発売されていますが、大変高価な商品となっております。
液晶ディスプレイの選択はと駆動方式と大きさ・形状そして解像度をポイントに選ぶと良いでしょう。
◎ディスプレイの駆動形式
現在の液晶ディスプレイはTFT液晶と呼ばれるものが主流ですが、大きく分けて3つの駆動方式があります。
- TN(Twisted Nematic)方式:PCのディスプレイに最も多く使用されている方式です。ディスプレイの描画速度が速いかわりに、視野角が狭いというデメリットがあります。通常の個人業務や3Dのゲームをひとりで楽しんだりする方に向いています。
- IPS(In-Plane-Switching)方式:TN方式とは反対で、描画速度が少し遅い代わりに視覚野が大きいというメリットがあります。たとえば、大きめの液晶で多人数の方が同時に画面を見る必要があるとき(会議、教室等)などによく使われます。
- VA(Vertical Alignment)方式:描画速度はTN並みですが、TN方式よりもコントラストが高く、暗い部分と明るい部分を同時に表示した時にハッキリとした描画ができます。また、色の再現性が高いことが特徴になっている形式です。
◎ディスプレイの形状・大きさ
ディスプレイの大きさは、〇〇インチ(型)で表現されます。例えば24インチディスプレイとは、ディスプレイの実質表示画面の対角線の長さが24インチ、つまり24*25.4mm=60.96cmということになります。また、アスペクト比(横と縦の比)で主に以下の3つの種類に分けられます.
- ワイド型:アスペクト比が16:9で、現在最も標準的な形状です。製品数が豊富なので、選択肢が多いのもメリットといえるでしょう。PCに表示されるデータがテキスト中心のものから画像や映像を含むものに変遷してきたため、また、たくさんのウィンドウを同時に表示する機能を駆使するようになってきたために、横長のディスプレイが標準的な型となってきました。ちなみに、家庭に置かれているワイドテレビと同様の比になっています。
- ウルトラワイド型:アスペクト比が21:9と横幅が非常に長く、形状も内側に湾曲しているものもあります。デュアルディスプレイやトリプルディスプレイなど複数画面を開いてより快適に作業をしたい方に好まれる形状です。また、湾曲しているディスプレイは、物理的な臨場感もあるので、アクションゲームや3Dゲームを楽しみたい方にも向いています。
- スクエア型:アスペクト比が5:4か4:3とほぼ正方形の形のディスプレイです。テレビがワイド型になり、それに伴ってPC用のディスプレイも横長になってきましたが、かつての主流はこのスクエア型でした。デクスの上で幅をとらず、表示画面が縦に長くとれるため、ワープロソフトや表計算ソフト、プログラム言語やホームページの制作等でPCを使う場合、縦にみるデータの量が増えるのでスクロール数が減り、より便利に使うことができます。ノートPCのセカンドディスプレイとして設置している人も多く見受けられます。
<外付けストレージデバイス>
データを格納しておく機器をストレージデバイスと呼んでいますが、PCに内蔵されているものの他に、バックアップ用や持ち運び用にPCに外付けをするデバイスがあります。最近では、用途に応じて複数のデバイスをお持ちの方も少なくありません。クラウド機能が充実している昨今ですが、その手軽さからストレージデバイスも重要な機能を果たしています。USBポートに接続するものが主流ですが、LAN接続をするものもあります。
- 大容量ハードディスクドライブ:PC内臓のハードディスクのバックアップを丸々とったり、PCに常設しておいて、動画や音楽等の大容量のデータを格納しておくために使います。容量は1TB~4TBが主流ですが、中には8TBを超えるものも発売されています。厚さが数cm、重さも1kgほどあり、電源に繋ぐ必要があるものも多いので携帯には向きません。
- コンパクトハードディスクドライブ:持ち運びができる大きさのハードディスクドライブです。2TBまでのものが主流です。バッグやリュックにしまうことができ電源も必要ないため、外出先でのバックアップ等が可能でノートパソコンとセットで携帯していると安心です。
- 外付けSSDドライブ:SSD(Solid State Drive)とは、半導体素子メモリを使ったドライブ(記憶媒体)のことで、使い方はハードディスクドライブと同様ですが、ハードディスクドライブのようにディスクをヘッドが読み取るという形式ではなく、データを半導体に直接読み書きするため、とてもスピードが速いという特徴があります。ただ、ハードディスクに比べると高額で、容量もハードディスクほどの外付けドライブはあまりなく、主流になってきておりません。大容量の映像データを頻繁に外付けのドライブに保存する必要があるときなどはとても重宝するでしょう。
- フラッシュメモリ:USBメモリやSDカードメモリが主なものですが、厳密に言うとSSDもフラッシュメモリを集積したものといえます。USBメモリは、PC等のUSBポートに直接差し込んで使うことのできるパーツです。容量は32GB~512GBのものを使っている方が多いですが、中には1TBの製品もあります。とても軽くて携帯しやすいことが特徴で、キーホルダーにつけている人もいます。転送速度によってUSB1.1、USB2.0、USB3.1等の規格があります。SDカードメモリはデジカメやノートパソコン、スマートフォン、携帯ゲーム機など多くの機器で使用されています。ノートPCや一体型PCには直接差し込むスロットルが装備されているものもありますが、スロットルがない場合は、USBに差し込むアダプターが必要になります。サイズに応じてSD、mini(ミニ)SD、micro(マイクロ)SDの形状があり、容量とデータ転送スピードに応じてSD、SDHC、SDXCメモリカードの3種類があります。
- 光学ドライブ:光学ドライブとはBD(ブルーレイディスク)、DVD、CD等の光学ディスクを読み取るドライブです。ブルーレイディスクドライブ(BD-D)とDVDスーパーマルチドライブがあります。ノートPC用やドライブ増設用として外付けの光学ドライブが販売されています。歴史的にはCD(保存容量:640KB)→DVD(同:4.7GB)→BD(同:25GB)と進化してきていて上位互換性がありますのでBD-DはDVD、CDを含めたすべてのドライブを読み書きできます。
<ウェブカメラ>
テレワークの機会が増えてきて、もはや、PCにウェブカメラを搭載することは必須となってきました。ノートPCやタブレット、スマートフォン等には標準装備されていますが、デスクトップPCには搭載されていないものも多く見受けられます。そんなときは、外付けのウェブカメラを別途購入し取り付ける必要があります。クリップ型でディスプレイに引っ掛ける形状のものや三脚で使うもの等があります。また、機能的には、明るく撮れたり、広角で撮れたり、マイクを内蔵したものもあり、用途に応じてテレワークの環境を整えましょう。PCへの接続はUSBポートに接続しますが、ネットワークカメラと呼ばれるLAN接続のものもあります。こちらは、外出先からでも視聴ができる防犯カメラとしての役割があります。